TEL 011-615-2334
OPEN 12:30-22:30
(Sun, Mon, Tue, Hol -21:00)
CLOSE Wednesday
Vol. 258

糸田ともよ展「雪の日」

2022.1.17 ─

2022.3.15

天上より
薄氷の鈴が響き

白い頁から
白い頁へ

余光のような
祈りをあるく

風景や現象が詩情をまとってあらわれるとき、
縁あるものの遥かな思いに触れる気がして立ち止まります。
そんな雪の日の写真と、
詩の言葉をちりばめた展覧会です。

展覧会によせて

詩や短歌を書くことと並行して、10年ほど前から写真を撮りはじめました。札幌とその近郊の森や川原を歩き、季節のうつろいを感じながらシャッターを切っています。真冬、降りしきる雪の織りなす世界への憧憬はとりわけつよく、しばし寒さを忘れます。そんな雪の日の写真と、詩の言葉をちりばめた展覧会をさせていただくことになりました。会場の写真と窓外の雪との調和も楽しまれつつ、穏やかな冬のひとときを過ごしていただけたらうれしいです。

糸田ともよ(Tomoyo Itoda)

1960年札幌市生まれ 詩人・歌人
歌誌『月光』、『弓弦』、『詩歌探究社〈蓮〉』を経て現在機関誌『舟』誌友。
出版詩集に『雪意』(響文社)、歌集に『水の列車』(洋々社)、『しろいゆりいす』(コールサック社)。
『水の列車』は第17回北海道新聞短歌賞佳作賞受賞歌集。
及川恒平のCDアルバム『地下書店』に詩の言葉を提供。小室等らとのユニット(現「六文銭」)のアルバムにも一部収録されるなど作詞にも携わる。
佐藤孝の偏光顕微鏡写真と詩のコラボレーション『ミクログラフィア―結晶宇宙を巡る―』、瀬川葉子の絵と詩歌のコラボレーション『透明書簡』『水源の森』など、美術の作者、作品とのかかわりも深い。
豆本写真詩集Petit livre(私家版)を現在3号まで発行。
ブログ[夜光席]に詩、短歌、写真などをときおり載せている。

糸田ともよ blog 〔夜光席〕 melharp.asablo.jp/blog/

略歴

1960年北海道札幌市に生まれる
1980年 中央美術学園卒
1985年永井浩の現代詩講座 合同詩集『水曜の詩集』に参加
1993年福島泰樹主宰〈月光の会〉に入会 歌誌『月光』に参加 菱川善夫の現代短歌講座を通じ、田中綾らと現代短歌同人誌『弓弦』創刊
2002年 歌集『水の列車』(洋々社)出版
同歌集で北海道新聞短歌賞佳作賞受賞
2005年及川恒平の曲に詩の言葉を提供
2006年及川恒平ホームページにて『葉脈手帳』発表(写真/香妃・詩/糸田ともよ)
2007年「まるで六文銭のように」CD『はじまりはじまる』に歌詞提供曲(1曲)を収録
2008年及川恒平ホームページにて『虚空架橋』発表(写真/及川恒平・詩/糸田ともよ)
2009年「六文銭’09」CD『おとのば』に歌詞提供曲(2曲)収録 詩、短歌、写真、絵などを紹介する自身のブログ『夜光席』を開設
2010年及川恒平CD『地下書店』に詩提供曲(作詞協力含め全曲)を収録
2011年詩集『雪意』(響文社)出版
2014年blog「夜光席」にてミクログラフィア『結晶宇宙を巡る』連載開始(偏光顕微鏡による結晶写真/佐藤孝・詩/糸田ともよ)
石川幸雄・森水晶共同代表 現代短歌同人誌『詩歌探究社 蓮』に参加
2016年静岡県静岡市に転居
2017年 詩歌探究社蓮 別冊HASU act.4「詩想の扉をひらく5人の芸術家」(美術作品と詩歌のコラボレーション作品集)発行
2018年写真詩集 豆本『葉脈手帳』(私家版)発行(写真/KAHI・詩/糸田ともよ)
歌集『しろいゆりいす』(コールサック社)出版
静岡県浜松市に転居 写真詩集 豆本2号『森の日』(私家版)発行
依田仁美 代表編集 現代短歌〈舟の会〉機関誌『舟』に参加(継続中)
2019年blog「夜光席」にて『透明書簡』連載開始(絵/瀬川葉子・詩歌/糸田ともよ)
2020年写真詩集 豆本3号『雪の日』(私家版)発行
ギャラリー犬養にて絵と詩のコラボレーション展『透明書簡』開催(絵/瀬川葉子・詩歌/糸田ともよ)
北海道札幌市に転居
2021年アンソロジー『地球の生物多様性詩歌集』(コールサック社)に参加
万里小路譲との共著 写真詩集『風の彼方へ』(工房ヴィレ)発行
ARCHIVE

店内の壁面や棚は貸しギャラリーとなっております。絵画、写真、彫刻、版画などジャンルを問わず、3~4週間の会期で展覧会を行っています。アート作品を見ながら楽しんで頂ければなによりです。展覧会の申し込みも随時受け付けておりますので、お問合せ下さい。

TEL 011-615-2334
OPEN 12:30-22:30
(Sun, Mon, Tue, Hol -21:00)
CLOSE Wednesday
MAP