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Vol. 312

高橋弘子個展『葦原』

Hiroko Takahashi Exhibition - ASHIHARA -

2026.5.21 ─

2026.6.15

カフェエスキスでは、約5年半ぶりの個展です。
新作3点を含め、札幌未発表のものを中心に、20点ほどのアクリル画が並びます。
狼や松、月などをモチーフに、日本神話などの要素を取り入れて描いた幻想的な風景をお楽しみください。

展覧会にあたり

「葦原」

古代日本において、日本は「葦原中国」「豊葦原中国」とも称されていました。実際、日本各地の湿地では葦の群生が見られます。葦は古くから屋根材、すだれ、肥料などに利用される身近な植物。その群生する葦原は多くの動物の住みかともなり、自然浄化作用を持つ場でもあります。
また、葦といえば古事記の冒頭では、天地未分の混沌とした中で、葦の芽のように萌え伸びるものによって二柱の神が成る場面も描かれています。日本の湿地のあらゆるところで葦が群生していくさまは、もしかしたら、神が─または、その神の力が─絶え間なく現れてゆく様子なのかも知れない。
葦のような自然の恵みも、日々浮かぶ様々な思いも、私が絵を描くときに得るあらゆる種類の着想も、葦のように萌え伸びている。その葦が生い茂るなかで、今日も絵を描いているのだなと思います。

本展は、カフェエスキスにおいて2020年12月以来、約5年半ぶりとなる個展です。札幌では未発表となる作品を中心に、新作3点を含む計22点の平面作品を発表いたします。
狼を主題に、松や月、島といったモチーフを組み合わせ、幻想的かつ神秘的な風景を描く高橋の作品は、日本神話や物理学、生物学など多様な領域から着想を得ています。近年は、やまと絵を想起させる作風の中に、人間のあり方、世界の成り立ちといったテーマを探求しています。

高橋弘子 (Hiroko Takahashi)

1977年秋田県生まれ。札幌で育つ。1999 札幌市立高等専門学校 インダストリアルデザイン学科卒業(工業デザイン専攻)。2013年から本格的に作品の発表を開始。札幌を拠点に活動を続けており、札幌、台湾、福岡、神戸にて個展やアートフェアに出展。
2026年3月には美術雑誌『ExtrART』にも掲載されるなど現在も注目を集め鋭意活動中。

《近年の個展(抜粋)》

2026.01 『響む(とよむ)』(木ニセコ/倶知安)
2025.07 『化身』(ギャラリー犬養/札幌)
2024.12 『明鏡』(首都藝術中心 Capital Art Center/台北)
2023.07 『松濤』(首都藝術中心 Capital Art Center/台北)
2023.04 『反魂』(画廊喫茶チャオ/札幌)
2023.03 『景勝幻視』(グランビスタギャラリー サッポロ/札幌)

《近年のアートフェア(抜粋)》

2025.10 『ART TAIPEI 台北國際藝術博覽會 2025』
2025.09 『第10回 ART FAIR ASIA FUKUOKA 2025』
2025.07 『ART TAICHUNG 2025』
2025.05 『神戸アートマルシェ 2025』
2025.03 『Art Tainan 2025』
2025.01 『ONE ART TAIPEI 2025』

Instagram
https://www.instagram.com/harutoki_k

ウェブサイト
https://hirokotakahashi.art

「あしたのことば」
「明示」
ARCHIVE

店内の壁面や棚は貸しギャラリーとなっております。絵画、写真、彫刻、版画などジャンルを問わず、3~4週間の会期で展覧会を行っています。アート作品を見ながら楽しんで頂ければなによりです。展覧会の申し込みも随時受け付けておりますので、お問合せ下さい。

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