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Vol. 256

山北ユカコ アイヌ刺繍作品展「かたちとせんとゆらぎ」

2021.11.4 ─

2021.11.30

古いアイヌ刺繍を見るのが好きです。
のびやかさ、力強さに憧れ
自分でもしてみたいと刺繍を始めたのは
2004年の冬のこと。
先人の手仕事に打ちのめされつつ
魅了されつつ
残されたデザインを手本に
刺繍針を動かす日々は
まだまだ続きそうです。

展覧会に寄せて

博物館や美術館で古いアイヌ刺繍を見るのが好きです。
祈りと思いと悲しみをたたえたアイヌ文化の支柱のひとつであるアイヌ刺繍。
今は便利な手芸グッズがあり、布や糸を求めればふんだんに手に入れることができます。
しかし、そうではなかった時代のアイヌ刺繍を見て感じることは、そうではなかったからこその、工夫をこらした自在でのびやかなデザイン。
そして、たおやかさと力強さ。

小さいころから勢いで物を作る性格だった私がアドリブも許容してくれるアイヌ刺繍文様の世界に魅了されてしまったのは自然なことでした。

北海道に住み、先人への敬意と憧れを抱き、そして迷いながらも作りためた作品たち。
みなさまにご覧いただけたら幸いです。

山北ユカコ

山北ユカコ

1963年青森県弘前市生まれ
1986年結婚して神奈川県相模原市へ
1991年北海道江別市に転居
北海道先住民アイヌ民族とアイヌ刺繍に強くひかれる
2004年より「札幌古典文様を学ぶ会」参加
加藤シヅヱ先生に師事、アイヌ古典文様を題材にその構成方法や古い時代のアイヌ刺繍衣服等の製作技法を学ぶ
2006年より札幌の会に平行して江別アイヌ刺繍同好会「ユペオッの会」参加
北海道内のアイヌの方々を指導者にそれぞれの技法による着物製作の機会を得る
2010年より江別市内にて「アイヌ刺繍教室」主催
2014年 アイヌ工芸作品コンテスト 刺繍・伝統部門 優秀賞受賞
2017年 アイヌ工芸作品コンテスト 刺繍・伝統部門 奨励賞受賞
2011年より「ユペオッの会」定期展示会 2016年まで出展(江別市内)
2015年より「トドまってはいけない展」2017年まで参加(さいとうギャラリー/札幌市)
2018年「アイヌ刺繍とポジャギ展」2019年も参加(外輪船/江別市)
初個展(ギャラリーあまりや/長沼町)
2019年「北の手仕事2019」出展(北海道博物館/札幌市)
「暮らしのアイヌ刺しゅう仲間展」参加 (ドラマシアターども/江別市)
2020年 個展(黒い森美術館/北広島市)
「アイヌの響き」結城幸司氏、二宮規一氏、山北ユカコのコラボ展(ギャラリーteto²/由仁町)

instagram.com/madam_adebasi/

ARCHIVE

店内の壁面や棚は貸しギャラリーとなっております。絵画、写真、彫刻、版画などジャンルを問わず、3~4週間の会期で展覧会を行っています。アート作品を見ながら楽しんで頂ければなによりです。展覧会の申し込みも随時受け付けておりますので、お問合せ下さい。

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