紅型はむかし、王族や高級階級の人しか着ることの許されなかった沖縄の染物です。
その貴重な紅型の気品を崩さず、伝統アートの分野を開発し、先人たちの知恵と沖縄の気候が生んだ「琉球紅型」の魅力を沖縄から世界へ発信していきます。
まずはあこがれの北海道へ。
展覧会に寄せて
紅型(びんがた)は、東南アジアやインドのジャワ更紗、本土の友禅染めなどの技法を吸収し、先人たちの知恵と沖縄の気候が生んだ「沖縄独自の染め物」です。昔は王族や高級階級の人しか着用が許されなかった衣装等を通して発展してきました。
紅型の魅力は沢山ありますが、やはり人を惹きつける「沖縄の色」と、職人がデザインし型彫りから染付けまで「一切を受け持つその工程」に大きな魅力を感じています。
私は紅型のデザインや型彫りの際に、ひとつひとつの模様にも願いや想いを込めて、作品ごとにオリジナルの”ストーリー”を込めて制作しています。この展示会で沖縄の紅型の魅力をより多くの方に知って頂き、それぞれの作品に込めた願いや想い、ストーリーを感じていただけたら嬉しいです。
紅型工房紅ぼたん
金城沙代子
金城 沙代子(Sayoko Kinjo)
1976年 | 沖縄県那覇市首里生まれ |
1995年 | 沖縄県立首里高等学校染織デザイン科卒 |
2000年 | 沖縄県立芸術大学美術工芸科卒 |
2002年 | 卒業後 紅型工房弟子入り |
2010年 | 紅型工房「紅ぼたん」立ち上げ |
2014年 | 沖縄県立美術館グループ展 開催 |
2014年 | 沖縄ムーンビーチホテルグループ展 出品 |
2016年 | 沖縄フェスタin京都 出店(京都) |
2017年 | 瑞泉酒造ショッパーデザインに紅型起用 |
2020年 | 沖縄産業まつり 参加 |